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第1話 風景事始め 第2話 本質を悟った原点 第3話 新しい年・意欲的に 第4話 花を描くポイント |
第5話 花を描くポイント−続き− 第6話 野菜を描くポイント 1 第7話 野菜を描くポイント 2 第8話 野菜を描くポイント 3 |
第9話 絵手紙に国境はなし 第10話 身近な器を描く 1 第11話 身近な器を描く 2 最終話 難しく考えず、素直に |
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| 絵手紙物語<第1話 風景事始め> | ![]() |
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私が小学校3年生の時でした。母親に連れられて、担任の橘先生の家に伺った時の感動を、いまでも鮮明に思い出すことができます。通された部屋の壁に、その水彩画が掛けられていました。6号くらいの大きさだったと思います。燃えるような山々が近くから遠くへ。松本平から眺められる「鉢伏山」の秋景色と思いました。 子供心に「なんと素晴らしい絵だろう。秋の日に映える山々。僕も将来、こんな絵が描けるようになりたいなあ」と、しばらく眺めていました。その日のことは、絵以外は何も覚えていません。
学生時代から大人になっても、私の趣味は風景を描くことでした。私に風景を描く楽しさを与えてくれたのは、橘先生の一枚の水彩画だったような気がします。 |
| 絵手紙物語<第2話 本質を悟った原点> −冷や汗の思い出から− | ![]() |
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いま思い出しても、冷や汗の出る思いがする体験がありました。 それは、今から14年前のことです。「退職記念に、お父さんの絵手紙展をやりましょう」という、家族の声に動かされて、横浜で『木下誠絵手紙展』を開きました。Tさんに365日出した絵手紙を中心に、約400点を展示しました。
初日から大勢の人が見に来てくれましたが、私の心の中は不安でいっぱいでした。自信もありませんでした。本当に冷や汗をかいていました。
絵手紙展の最終日には、冷や汗もどうにか治まり、新しい意欲が湧いてきました。直感的に絵手紙の本質を悟ったような、そして度胸が据わった感じの意欲でした。この体験が、私の絵手紙の原点になっています。「絵手紙は画家が褒めるような上手なものでなくても、普通の人々が感動し喜んでくれるものでいいんだ」と。それから私の絵手紙研究と、描いて描いてという日々が始まりました。 |
| 絵手紙物語<第3話 新しい年・意欲的に> | ![]() |
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新しい年おめでとうございます。皆様のご健康とご多幸を心からお祈りいたします。
今年は紀元2000年。20世紀と21世紀の橋渡しの年です。過去を風化させず、未来を切り開く意欲的な年にしたいものです。
私たち一人一人の人間は小さな弱い存在かも知れません。でも意欲を持ち合うことで、大きな力となることも事実です。
このような「絵手紙の心」を理解して、絵手紙をしている人々がもっともっと増えれば、新しい年から21世紀に向かって、大きな力となり、平和な文化的な心豊かな時代がやって来ると確信しています。 |
| 絵手紙物語<第4話 花を描くポイント > | ![]() |
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花、植物にはそれぞれ特色があります。茎からどのように葉が出ているのか。葉の形状、花弁の枚数や形。花の色彩、茎・葉の色合い。さらに花の置かれた環境による明暗などよく観察します。いい加減にみて、すぐ手を動かして描くと、その植物と違うウソの花を描く恐れがあります。 ウソを描かないように、よく観察しますが、絵手紙は植物画がではありませんから、見えたもの総て描く必要はありません。構図を頭の中で描きながら、ポイントを絞って描きます。特に毛筆で描くときは省略して描くことも考えてください。
花をよく観察することと同時に平行して、その花から何かを感じる過程が大事だと思います。「かわいい花だね!」「艶やかな色の花だね!」「豪華な花!」「面白い形をした花だね!」「自然の色彩って素晴らしい!」「この花を見るとあのことを思い出す!」・・・ |
| 絵手紙物語<第5話 花を描くポイント−続き−> | ![]() |
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「この花はどこから描けばよいですか?」と、よく質問されます。「あなたの好きなところから描けばよいですよ」と返事をしますが、それでは不親切と反省して「私は花の中心から描き始めます。すべての花弁は中心から出ていますから、形もバランスも描きやすいと思います」と言い直します。 「幹、枝、葉を先に描いてはいけませんか?」「どこから描いても自由です。でも私は、枝や葉よりも花が描きたいと感じたから花から描いて、枝や葉はつけたりで描くことにしています」と説明しています。
花を描くときに注意していること。プロの画家であれば、例えば毛筆でどんな花でも描きわけられることができると思います。残念ながら私のようなノンプロは、そんな芸当はできません。 |
| 絵手紙物語<第6話 野菜を描くポイント−思いを込めて−> | ![]() |
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| 絵手紙物語<第7話 野菜を描くポイント 2> | ![]() |
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| 絵手紙物語<第8話 野菜を描くポイント 3> | ![]() |
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| 絵手紙物語<第9話 絵手紙に国境はなし> | ![]() |
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| 絵手紙物語<第10話 身近な器を描く 1> | ![]() |
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| 絵手紙物語<第11話 身近な器を描く 2> | ![]() |
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| 絵手紙物語<最終話 難しく考えず、素直に> | ![]() |
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人生いろいろなことがあります。楽しく嬉しいことも、悲しく辛いこともあります。 絵手紙で自分史を作ろうと、絵手紙を描いているグループもありますが、自分の絵手紙を全部集めて並べれば、人生の山坂や生き様が記録されていることでしょう。
「絵手紙は技法よりも心」と私が言うのは、技法でその時々の心を偽って上手く描く必要はないということです。
楽しく嬉しい時は、その時の気持で。悲しく辛い時は元気を出して、でも結果的に淋しい絵手紙であったとしても、人生の一こま、いいじゃないですか。 |
| オール関東絵手紙協会会報 「絵てがみの心」より抜粋(無断転載を禁じます) |
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