今回のテーマは果物です。果物とは樹木に実るもの、また食用になる果実でも甘味を有するものを「果物」と呼ぶようです。秋景色といえば、山里に柿がたわわに実る風景が浮かんできます。柿は紅葉も美しく、見逃せません。実りの秋の代表、柿から描いてみます。
柿
柿は大きく分けて、甘柿・渋柿です。種類は千種以上もあるようですが、渋柿の大きな蜂屋柿は、縁日でしか見かけなくなりました。大まかな特徴は四角い物・筆の形・丸い物等ありますが、絵には、他の果物には無い大きなヘタを入れたいものです。まずは軸を描き、囲むようにヘタを描きます。実線は下から上に割箸を回しながら描きます。
彩色は、ヘタの若葉をつけ内側の濃い部分に青草、へ夕の先と軸は栗皮茶です。実は全体に黄色をつけ、橙をのせてから、一番赤い所に紅をのせました。
キウイ
マタタビ科で、別名オニサルナシというそうです。白い花には、芳香があります。
割箸にたっぷり墨汁をつけて、切り口の輪郭を描き、次に外側を描きます。中心の放斜線状のスジや種も、割箸の角を使って描きます。表面の毛は細かいので、0.5mmの耐水ペンで描きました。
彩色は黄色をつけてから、若葉、手前に少し緑青をのせました。皮の方は岱描と赤紫を混ぜて塗ったあと、紫をのせました。文はテレビからの情報です。
ぶどう
我家の庭でこれまでに様々な品種のぶどうに挑戦しましたが、大きく広げた棚で太陽をいっぱい浴びるには家庭では無理と知りました。
絵には大きな房のぶどうもいいのですが、今回書きたい文が多くなりそうだったので小房に分けて描きました。
線描きは、3.0mmですが、軸やむこう側は角を使いました。彩色は赤いレッドグローブは辰砂と赤紫、左側の巨峰には赤紫から紫で濃くします。丸い物には、光が当っている所を塗らずに残すようにします。
梨
果物を木菓子、水菓子とも云うようですが、母は桃と梨は、水菓子と云ってました。
今回は、手作りハガキで、表面のザラつき感を出してみましたが、画仙紙使用の場合は、彩色の時にボンボンと色を置いていきます。全体に黄色をつけ、まだ青い部分に若葉、光の部分の白を残しながら全体に黄土をのせます。モチーフは眼の高さに置いて描くのが良いが、、机の上に置く場合は手前に割箸などを置いて少し傾けて描くと良いです。
バナナ
子供の頃は、一本だけ買ってもらう楽しみがありましたが、今では朝食やおやつに毎日食べています。絵には、軸が付いていた方が形になります。筆でゆっくり線を引きますが、中のスジは外側よりも細くします。軸の近くは、未だ青いので若葉、全体に黄色をのせてから手前に黄土を重ねます。雅印の位置は左下も考えましたが、物の先よりも…と上を選びました。大きめの印も朱文なのでよいかと思います。
りんご
王林という青いリンゴザ好きで、箱買いする程ですが、絵には華やかになる赤いフジを前面に描きました。
初めに軸を描き、その元に手前の丸みを描いてから、全体を囲みます。上の方には、カスレや細い部分がくるように、ペン先の角度を変えたり、力を抜いたりします。表面の点も3.0mmのペンの角を使って入れました。彩色は黄・橙・紅とだんだん濃い色をのせて行きます。
イチジク
実家では、井戸の近くに植えてあったのを思い出しました。今、買うようになってから、子供の頃は賛沢な食べ方をしてたと思います。描き方は口から描き、囲むように輪郭を描きますが、軸も続けて描いてしまいます。彩色は軸の若葉をつけて、実の方は赤紫から紫と塗り重ねます。右の方は、少し奥にあるので、赤紫だけにして薄めにしました。割箸は二ツに折って、使っています。
終りに
絵手紙には、お花や野菜そして果物は、基本のモチーフです。最近はフルーツカラーの総称で使われるキレイな色の果物は、描いていると元気が出ます。どうぞ、沢山描いてみて下さい。
地球・絵手紙絵ネットグループ会報 「絵てがみの心」より抜粋(無断転載を禁じます)
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